暑い夏、エアコンは私たちの暮らしに欠かせない存在です。
しかし、近年、エアコンの室外機が爆発する事故が相次いでいます。
原因は、「ディーゼル爆発」と呼ばれる現象です。
ディーゼル爆発とは?
エアコンの室外機にあるコンプレッサー内部で潤滑油が自然発火し、爆発する現象です。
これは、エアコンの移設や廃棄作業におけるポンプダウン手順の不手際によって、大量の空気がコンプレッサー内に混入し、異常な高温高圧状態になることが原因で発生します。
爆発のすさまじさ
コンプレッサーが破裂し、破片が周囲に飛び散ります。破片によっては、人体に当たって重傷を負ったり、死亡したりする恐れがあります。
また、潤滑油が引火し、火災が発生する可能性もあります。
なぜ起こるのか?
- ポンプダウン手順の不誤: エアコンの移設や廃棄の際に行うポンプダウン作業において、手順を誤ると、コンプレッサー内に大量の空気が混入してしまいます。
本来であれば、冷媒のみを室外機に集めるべきところ、空気が混入してしまうと、コンプレッサー内部の圧力が異常に上昇し、潤滑油の発火点を超えてしまう可能性があります。 - 古いエアコン: 古いエアコンの中には、潤滑油の種類によっては発火点が高温のものがあります。
このようなエアコンの場合、ポンプダウン手順が適切であっても、高温高圧状態になりやすく、ディーゼル爆発が発生しやすい可能性があります。
どうすれば防げるのか?
研修中の業者さんは特に気を付けてください。というのもディーゼル爆発を起こした人のほぼ95%以上が研修中の作業員や助手の作業員です。
事故が起こってからでは手遅れです。手順が分からなくなった場合は、親方や先輩にすぐに確認してください。
最近ですと、室外機の破片が左手に当たり、13針縫う大怪我をした助手の作業員さんもいます。
手だったからよかったものの、顔や首に破片が当たっていたら失明や、最悪命を落としていた可能性も考えられます。
まとめ
エアコンのディーゼル爆発は、適切な対策を講じなければ、重大な事故につながる可能性があります。
エアコンの移設や廃棄を検討する際は、今回紹介した内容を参考に、安全対策を徹底しましょう。
エアコン工事は一つ間違えると大怪我をしてしまう危険な仕事です。必ず手順や親方、先輩の言うことを遵守し、安全には細心の注意を払いましょう。
このブログ記事が、あなたの安全を守る一助となれば幸いです。
日本エアコンサービスのブログを最後まで読んで頂き有難うございます。
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