エアコン工事業者にとって、夏と冬のピークシーズンに比べて春や秋はどうしても仕事が減りがちです。特に、個人でエアコン工事を請け負っている業者にとっては、閑散期の対策をしっかりと講じることが安定した収益を確保するカギになります。
この記事では、エアコン工事業者が閑散期でも売上を確保し、安定した経営を続けるための具体的な対策を紹介します。
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1. クリーニング業務の強化
エアコンの設置や交換が少なくなる閑散期には、エアコンのクリーニング業務を強化するのが有効です。
エアコンクリーニングの需要
・家庭用エアコンは、花粉の季節(春)や梅雨入り前(5月頃)にクリーニング需要が高まる
・業務用エアコンは、飲食店やオフィスなどで定期的なメンテナンスが必要
特に、飲食店や病院、オフィスビルなどでは、エアコンの内部に油汚れやカビが蓄積しやすいため、定期的なクリーニングを提案すると仕事につながりやすいです。
また、一般家庭向けに「夏本番前のエアコン準備」として、エアコン試運転+クリーニングのセットメニューを打ち出すのも効果的です。
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2. リフォーム業者・設備業者との提携
エアコン工事の仕事が減る閑散期には、リフォーム業者や電気工事業者との提携を強化することで、安定した仕事を確保できます。
提携先として有望な業者
・リフォーム会社(住宅リノベーションの際のエアコン移設・新設)
・電気工事会社(電気配線工事とセットでエアコン設置依頼)
・水道設備業者(浴室・キッチンリフォーム時の空調工事)
リフォーム業者の中には「電気工事もエアコン工事も一括で任せたい」という会社も多いので、提携を提案し、仕事を回してもらう仕組みを作ると良いでしょう。
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3. 業務用エアコンの保守契約を獲得
家庭用エアコンよりも業務用エアコンの方が定期的なメンテナンスが必要なため、店舗やオフィスのオーナーと保守契約を結ぶことで、閑散期でも安定収益を確保できます。
保守契約のメリット
・月額固定の収入を得られる
・定期点検のついでに追加の修理・クリーニング案件が発生する可能性がある
・新規設置や入れ替えの際に優先的に仕事を回してもらえる
特に、飲食店・美容室・クリニックなどはエアコンの汚れが溜まりやすいため、「年2回の定期点検+フィルター清掃プラン」などを提案すると成約しやすいです。
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4. 太陽光・蓄電池・換気設備などの関連業務を増やす
エアコン工事と相性の良い業務を増やすことで、閑散期の売上を確保できます。
具体的な関連業務
・太陽光発電・蓄電池の設置工事
・換気扇・ダクトの設置・清掃
・床暖房や電気式ヒーターの設置
エアコン工事業者は電気工事に精通しているため、これらの設備の設置も比較的スムーズに対応可能です。特に換気設備の需要はコロナ禍以降も高まっており、業務用換気扇の設置・メンテナンスは仕事になりやすいです。
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5. 集客強化(HP・SNS・チラシ活用)
閑散期でも仕事を増やすためには、集客を強化することが重要です。特に、ホームページやSNSを活用して、エアコンクリーニングや保守点検の需要を掘り起こす施策が効果的です。
集客方法
・ホームページのブログ更新
→「エアコンの効きが悪い原因」「花粉シーズンのエアコン対策」など役立つ情報を発信
・GoogleマップやMEO対策
→「エアコン掃除 名古屋」「業務用エアコン点検 東京」などで検索されたときに上位表示されるように対策
・SNS広告(Facebook・Instagram)
→「春のエアコン試運転+掃除キャンペーン」として広告を打つ
・チラシ配布
→「オフィス・飲食店向けエアコン点検サービス」として直接提案
特に、Googleマップでの口コミを増やすことで、地域密着型の仕事を増やすことができます。
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6. 料金プランを工夫する
閑散期はどうしても依頼が減るため、料金プランを工夫して仕事を取りやすくするのも有効です。
料金プランの例
・「夏本番前キャンペーン」→ 5月中にエアコンクリーニングを予約すると10%オフ
・「定期メンテナンスプラン」→ 年2回のクリーニングをセットにして割引
・「法人向け一括割引」→ 3台以上のエアコン清掃で特別料金
このように、早めの予約やまとめての依頼でお得になるプランを作ることで、閑散期でも依頼を増やせます。
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7. 閑散期の間に技術研修・資格取得を行う
仕事が落ち着く閑散期こそ、技術の向上や資格取得のチャンスです。
取得すると有利な資格
・第二種電気工事士(電気工事の幅を広げられる)
・冷媒回収技術者(エアコンの撤去・入替時に必要)
・フロン類充填回収業登録(業務用エアコンの取り扱いに有利)
また、メーカー主催の技術研修に参加することで、新しいエアコンの施工方法や修理技術を学び、差別化を図ることができます。
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まとめ
エアコン工事業者にとって、閑散期をいかに乗り切るかが経営の安定につながります。
・エアコンクリーニング業務を増やす
・リフォーム業者や設備業者と提携する
・業務用エアコンの保守契約を獲得する
・太陽光・換気設備などの関連業務を強化する
・集客施策を強化する
・料金プランを工夫する
・閑散期に技術研修・資格取得を進める
これらの対策を組み合わせることで、閑散期でも安定した収入を確保し、年間を通じて仕事の波を減らすことが可能です。今のうちに準備を整えて、次のピークシーズンに備えましょう!
日本エアコンサービスのブログを最後まで読んで頂き有難うございます。
エアコンは季節物の商品なので若干の繁忙期や閑散期はありますが閑散期でも仕事量を増やす方法は沢山ございます。
弊社では閑散期に仕事量を増やすノウハウを皆様に惜しみなくお伝えし、協力業者様と共に売上や収益を伸ばしていけるようお互いが努力することで常にWinWinな関係が築けるように日々努力しております。
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