夏前にやっておきたい「エアコン試運転」の正しい方法とポイント

気温が上がってきて「あ、そろそろエアコン使う季節だな」と感じたら、いきなり本格使用を始める前に“試運転”をしておくことがとても大切です。いざ暑い日にスイッチを入れたら「冷えない」「変な音がする」「水が垂れてくる」…なんてトラブル、避けたいですよね。

この記事では、家庭でも簡単にできるエアコンの試運転方法と、その際に確認すべきポイントについて、詳しく解説していきます。業者を呼ぶ前にできるセルフチェックとしても効果的です。

エアコン試運転の目的とは?

エアコンの試運転は、いわば“プレ稼働”です。機械にとっても、しばらく動いていなかったものを再稼働させる際には、事前のチェックが欠かせません。以下のようなトラブルを未然に防ぐのが主な目的です。

  • 冷風がしっかり出るかどうか
  • 室内機・室外機の異音や異常振動
  • 水漏れ(ドレン不良)
  • 電源系統の不具合
  • リモコン操作が正常かどうか

これらは使い始めてから気付くと、お盆前などの繁忙期には修理依頼が殺到して対応が遅れることもあるため、余裕のある時期にチェックしておくのがベストです。

試運転の手順①:まずは「冷房」モードに設定

エアコンのリモコンを手に取ったら、まず冷房モード(COOL)に切り替えて設定温度を「最低温度」にします。多くの場合、16℃~18℃あたりです。設定後、運転ボタンを押して稼働させてみましょう。

ここで気を付けるのは、風だけが出ていても冷えていない場合があるという点です。ファンだけが回っていて冷媒ガスが出ていない、コンプレッサーが作動していないなどの症状があると、「冷風が出ているつもり」で見落としがちになります。

10〜15分ほど稼働させて、本当に「冷えているか」をしっかり確認することが大切です。

試運転の手順②:冷風のチェックと風量の確認

吹き出し口に手をかざして、きちんと冷たい風が出ているかを確認します。同時に風量も確認しましょう。「強風」「自動」「弱風」などに切り替えて、風の出方にムラがないか、音に違和感がないかもチェックポイントです。

冷たい風が出ない場合は、冷媒ガスが不足している可能性や、室外機に異常があるケースも考えられます。

試運転の手順③:ドレン水の確認(水漏れチェック)

エアコンは冷房運転中に室内の湿気を取り除き、ドレンホースを通して水を排出しています。これは正常な動作なのですが、もしその水が本体からポタポタと垂れてきていたら要注意です。

これはドレンホースが詰まっていたり、逆勾配になっていたりする可能性があります。室内機の下を確認し、床が濡れていないか、またはホースの先からしっかり水が排出されているかを見ましょう。

試運転の手順④:異音や異臭がしないか確認

普段とは違う音や、カタカタ、ブーンといった異常音がする場合は、ファンモーターやベアリングなどの故障の兆候であることもあります。

また、カビ臭やホコリっぽいにおいがする場合は、内部に汚れが蓄積しているサインです。この段階で分かれば、クリーニング業者に依頼することでシーズン中に快適に使えます。

試運転の手順⑤:リモコンやタイマーの動作もチェック

意外と忘れがちなのが、リモコンのボタンがすべて効くか、液晶表示に異常はないか、タイマー機能が正常に作動するかといった点です。タイマーで夜間に設定していたのに動かない、朝まで冷房がつきっぱなしだった…なんていうミスも、事前の確認で防げます。

もしリモコンの電池が切れていたり、ボタンの反応が悪い場合は、早めに交換や買い替えをしておきましょう。

試運転後にトラブルを見つけたらどうする?

試運転中に冷えない、水漏れする、異音がするなどの不具合があった場合は、早めに専門業者へ連絡を。とくに繁忙期に入ると予約が取りづらくなります。逆に言えば、今のうちにトラブルを発見できれば、慌てずに修理やクリーニングができるということです。

また、量販店で購入したエアコンであれば、保証期間内で無償対応になることもありますので、購入時の伝票や保証書を用意しておくと対応がスムーズです。

まとめ:たった15分の試運転が、夏の快適さを左右する

「面倒くさいな」「まだそんなに暑くないし」と後回しにしがちな試運転ですが、これをやるかやらないかで、夏場の快適さが大きく変わってきます。最悪のタイミングでのトラブルを防ぐためにも、できれば5月中旬までには試運転を済ませておくのが理想的です。

家庭でできるチェックはしっかり行い、それでも違和感があるようなら、プロに相談するのが安心です。ちょっとした手間で、猛暑のストレスをぐっと減らすことができますよ。

 


 

 

日本エアコンサービスのブログを最後まで読んで頂き有難うございます。
エアコンは季節物の商品なので若干の繁忙期や閑散期はありますが閑散期でも仕事量を増やす方法は沢山ございます。
弊社では閑散期に仕事量を増やすノウハウを皆様に惜しみなくお伝えし、協力業者様と共に売上や収益を伸ばしていけるようお互いが努力することで常にWinWinな関係が築けるように日々努力しております。

当社ではエアコン工事協力業者様を募集しております。
また、他にも少しでもご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

TEL:052-799-4449
MAIL:info@japan-ac-service.co.jp

お電話 メール LINE Instagram